梅雨があけて夏真っ盛りとなる7月です。
暦では、半夏生、小暑、大暑、夏の土用などまさに夏という月ですね(^^)
高原といってもいい小諸や軽井沢もこの7月の日中は暑い日が続きます。
でも朝晩は、涼しい風が吹いてくれてかなり過ごしやすいです。
日中と朝晩の寒暖差が大きいのも高原の特徴ですね。
そんな高原の自然農の夏の畑仕事を紹介していきます。
信州の高原の自然農・夏の畑仕事7月(文月)
長野は例年、土用入(7月19日頃)の前後で梅雨があける感じです。
今年(2021年)は、7月16日頃に関東・甲信地方の梅雨明け宣言がありました。昨年(2020年)は、8月1日が梅雨明けでしたね~。長雨で野菜の病気がたくさん出て大変だった記憶が残っています。
さて農作業に話を戻して、
自然農の7月の畑仕事は、草の整理に追われるというのが実感です。
梅雨の後半(6月下旬~)から湿潤な上に夏の暑さも増して野菜の勢いも出てきますが、草もさらに勢いが増してきます。
草を放っておくと野菜が勢いに負けて草の中に埋もれてしまうということもでてきます。
それだけ野生の草の勢いはすごいです^^;
草に埋もれかけているビーツですが、ビーツは、葉が大きいので負けずに上に伸びてまだ草に勝っている状態ですね。
ただビーツも成長の悪い個体は、草に埋もれかけています^^;
こういう個体は、株元の草を整理してビーツの葉に光がしっかりと当たるようにします。しっかり成長しているビーツは、とくにそのままの状態で放置しておいて問題ないです。
これは、あくまでもビーツの例で草の勢いをみながら野菜に光が当たらない状況にならないように草整理していくのがポイントです。
あと、
草整理も小動物の逃げ場を残すように畝の片側だけ草を刈るとか株元だけ草整理して他は刈らずに残しておくなどの配慮が必要です。
野菜の様子をみながらその時々で臨機応変に対応していきましょう!
草の刈りすぎはNGですよ~😅
信州の高原の自然農・夏の畑仕事7月(文月)収穫や整枝作業
7月は、野菜も勢い良く成長して5月頃に植えたきゅうりやミニトマト、ナスなどの収穫がぼちぼちと始まる頃ですね~(^^)
ホームセンターなどで促成栽培の苗を買って植えた人は、まさに収穫期を迎える頃でしょう。
その収穫期をより長くしたり、病気への対応をしていくためにきゅうりやトマト、ナスなどは枝葉や脇芽の整理をしたほうがいいですね。
きゅうりから順番に基本的な作業を紹介していきます。
きゅうりの枝葉の整理作業
きゅうりの収穫をより長く楽しむためには、枝葉の整理は必要になります。
放任していると収穫期の後半は、元気なきゅうりが
とれなくなってきます。
具体的な作業を見ていきましょう!
親ずるが立てた支柱のてっぺんまで伸びてきたら、摘心といって親ずるの先端付近をハサミでカットして親ずるの成長を止めてしまいましょう!
親ずるの先端をカットすることで子ずるのほうに栄養が行き渡り、子ずるのほうに実がなりやすくなります。
ミニトマトの枝葉の整理作業
高原の自然農のミニトマトの場合は、7月の段階でもまだそれほど大きくなってきていない可能性が高いですね。
私の畑でもようやく1mいくかいかないかほどです。
収穫は8月中旬頃からになりそうです。
促成栽培の苗を購入して植えつけをおこなっている場合は、7月後半には実の収穫がはじまっていると思います。
自然農のミニトマトはほとんど放任栽培でOKですが、主枝から脇芽が伸びて風通しが悪くなりそうなら脇芽をかいておく程度です。
主枝の実なりが悪くなってきたら、勢いのある脇芽の枝に交代させるとミニトマトを長く楽しめますよ。
ナスの枝葉の整理作業
自然農のナスの場合も成長はかなり遅いです。
7月の段階ではほぼ放任でOKですが、側枝が伸びてくれば支柱への誘引を麻ひもなどでおこなっていく必要があります。
ナスの実が大きいので放置しておくと枝が垂れ下がってしまってよろしくない状態になります。
強風などで実つきの枝があおられると折れてしまうこともあるので早めに支柱などに誘引しておきましょう。
ナスの畝には、夏場はできるだけ草マルチをしていくと良いです。
乾燥防止と草が分解されて栄養になっていくので養分過多のほうがナスは元気に育ちます。
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おわりに
信州の高原の自然農7月の作業は、草整理(草刈り)と夏野菜達の枝葉の整理がメイン作業となります。
きゅうりなどは7月後半から収穫も楽しめると思います。
トマトとナスは成長も遅いので収穫は8月になる感じです。
土用に入ると土をいじる作業(草刈りやガーデニングなども避けるほうが良いと言われています)は忌避されるのでそれまでに草整理や畝のメンテナンスは終わらせるようにしておきましょう。
土用期間中は、しっかりと体を休めて土用明けからの作業計画などを立てて準備しておくのが肝要です。
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