踏み込み温床の作り方: 自然農家の知恵

栽培方法

この記事では、昔ながらの先人達の農家さんの知恵・踏み込み温床の作り方について紹介していきます。

春先のまだ寒い時期に苗を準備するときの保温床として先人達が活用してきたのが踏み込み温床と言われる保温苗床です。

『踏み込み温床』とは、微生物が落ち葉を分解する際に発生する「発酵熱」を活用した自然に優しい温床です。電気やガスを使わず、環境にもお財布にも優しいです。

ここでは、実際に私が長野県小諸市で毎年行っている方法をわかりやすくご紹介します。

準備するものは?

  • 落ち葉(近くの公園や森で集めたもの)
  • 米ぬか
  • 空気を通しやすい自然素材(木材や竹材など)
  • 保温用のカバー(わらや米袋、新聞紙などでもOK!)

簡単3ステップで作る踏み込み温床

① 温床枠の作り

当園では、育苗用に作成したミニビニールハウスの中に落葉温床を作成しています。

日当たりの良い場所に長方形の穴を深さ50cm~60cmで掘ります。暖地なら30cm~40cmで問題ないと思います。

私が住んでいる長野県小諸市エリアは、冬はマイナス10℃以下になることも多いのでできるだけ深く掘って外気の影響を受けないようにしたいと思って深く掘っています。

掘る穴の大きさは、育苗箱の大きさを基準にするのがベターです。

よく使っているセルトレーの大きさを基準して幅を決めれば良いと思います。

私の場合は、セルトレーの長さ(約54cm)を基準にしています。

というのも温床の上にセルトレーを並べていくのでセルトレーがスポット入る大きさがベストです。

穴の幅は、55cmぐらいがいいでしょう。

穴の長さは、1間(約1.8m)~2間(3.6m)ぐらいが適当です。

温床の長さも育苗箱をどれくらい置きたいかで変わってきますね。

温床の枠は、自然な素材がいいですね。当園の場合は古民家の解体時にいただいた木製の引き戸を活用しています。

他にも篠竹などで作られている場合や木の板材などを使っている場合などいろいろありますので手に入りやすいもので空気を遮断しない素材が良いです。

② 落ち葉を踏み込む

枠が完成したら落葉とを入れていきます。

落ち葉を約20cmほど敷き、米ぬか全体に均一にまぶし、水をたっぷりと与えます。

そしてひたすら踏込みます!

これを繰り返しながら、枠がいっぱいになるまでしっかり踏み込んでいきましょう。この作業が温床の温度を決める大切な工程です。

③温床の仕上げと保温

枠が満杯になったら、水最後にかけて乾燥防止のためにカバーします。

カバーする素材は、空気を通す素材ならなんでもOKです。

今回は、糠を入れていた米袋を再利用してみました。新聞や藁でもよいと思います。

さらに寒冷地では、夜間の冷え込み対策としてトンネルを作り、保温性を高めるのがポイントです。 日中は温度が高くなりすぎないよう適度に換気してくださいね。

踏み込み温床成功のコツ

実は私も初挑戦した時は温度うまくがかなりず苦戦しました。

ポイントは「米ぬか」と「水分量」、そしてしっかりと「踏み込む」こと。

この3つを意識すれば、きっとあなたの温床も元気に温まりますよ!

春先の苗づくりに、ぜひ試してみてくださいね。
一緒に自然とともにある暮らしを楽しみましょう♪

何かわからない点があれば問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

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