毎年1月7日は、「七草粥」を食べる習慣がありますね!
テレビの情報番組でも1月7日は「七草粥」の話題が一斉に流れたり、スーパーにいっても1月7日の2日前ぐらいから「七草がゆセット」の販売が始まって、自然に目に入ってきて1月7日は七草粥を食べなきゃ的な雰囲気になってきます^^;
そもそも七草粥って何時食べるのが正解なんでしょうか???
そんな素朴な疑問が湧いてきて家族に聴いても答えが「朝」と「夜」に分かれます!
さすがに昼ごはんというのはなかったです~(^^)
というわけで七草粥は何時食べるのが本来の作法なのか調べて見ましたので気になる方は御覧くださいm(_ _)m
七草粥は何時食べる?朝それとも夜でもOK!?正解は・・・
七草粥を何時食べるのが本来の作法なのか調べてみると七草粥を食べることが始まったとされる江戸時代まで遡ることになりました(^^)
七草粥を食べる風習が確立されたのが江戸時代だそうでその頃は、七草粥を朝に食べるのが一般的だったようです。
へーという感じですが、早春に芽吹いてきた元気の良い七草を朝一で採ってきて、新鮮な状態でお粥に入れて食べることで無病息災などを祈願したんでしょうね~
七草の中の大根や蕪以外は、葉っぱがメインのいわゆる草ですから、収穫してすぐに調理しないとすぐにしなびてしまいますからね。
冷蔵庫などがない時代は、朝採りして朝食に食べるのが理にかなっていたのではないかと想像できます。
では、七草粥を夜に食べてはダメなのかというと夜に食べちゃダメという決まり調べた限りはありませんでした。
ですので現代社会では、七草粥を夜に食べても全然OKということになりますね!(^^)
実際スーパーでは、七草粥を1月7日~8日にかけて販売しているので7日の夜や8日の朝に食べる人も多いのが現実のようです。
今回の疑問に対する正解としては、七草粥は本来は朝に食べるものだったということです。
ただし、夜に食べてもOKということにもなります。
まあ、1月7日のうちに食べれば本来の風習を外していないということになるので問題なしということでOKだと思います(^^)
ここで新たな疑問が・・・
七草粥は、なぜ1月7日に食べるのか?
1月7日は、本来どういう日なのでしょか?
調べてみると1月7日は、「人日(じんじつ)の日」といって、人日とは文字そのまま「人の日」という意味だそうです。
そもそも古代中国の暦から「人日の節句」というものがあって、新年の運勢を占う行事があったそうです。
古代中国では、新年の元旦に鶏、2日に犬、3日にイノシシ、4日に羊、5日に牛、6日に馬、7日に人、8日に穀と各日にそれぞれの占いをして新年の運勢を占う風習があったそうです。
その中国の暦が遣唐使などによって奈良時代に日本に伝わって「人日の日」に7種類の若菜をいれた汁物を食べて無病息災を祈る風習と7種類の穀物でお粥を作る「七草粥」の風習が合体して、江戸時代には現代のような七草粥の形態ができあがったそうです。
基本的には、「暦」+「若菜摘み」+「七種粥」が組み合わさった風習ということになりそうです(^^)
うーん!結構歴史ある風習ですねー!
ちなみに、
「七草」は、春の七草といわれるものです。
- せり 綺麗な小川の山菜。和ハーブの一種で香りがよく、食欲増進
- なずな 別名:ぺんぺん草。 江戸時代には人気の野草
- ごぎょう 別名:母子草。 草餅にいれられる野草、風邪予防としても重宝された
- はこべら ビタミンAが多く、腹痛にも効くとされる
- ほとけのざ 別名:タビラコ。食物繊維が豊富
- すずな いわゆる蕪。人気の野菜。ビタミンCやカリウム、食物繊維、でんぷんを分解する消化酵素であるアミラーゼが豊富
- すずしろ いわゆる大根。人気の野菜。蕪と同じくビタミンや消化酵素が豊富
春の七種は、身体によさそうなものばかりですね(^^)
まさに食べる漢方のようなものです。
本来は、これらの七草を七種類の穀類で粥にしたものが七草(種)粥の本来の姿かもしれませんね(^^)
ちなみに七種粥の七種類の穀類は、以下のものです。
- 米(玄米)
- アワ
- ヒエ
- キビ
- アズキ
- ゴマ
- 葟(みの)
「葟(みの)」という雑穀は、馴染みがないですね!
葟米(みのごめ)ともいわれるイネ科の植物で小さい種子を古代では食べていたそうです。
現代で粥にするなら「みの」の代わりにスーパフードと言われているキヌアやアマランサスなどに置き換えて七種粥にしても栄養満点でいいですねー!
これらの七種類の穀物と七種を入れたお粥は、ビタミン、ミネラルなどが豊富な薬膳粥といってもいいでしょう!(^^)
この七種粥は、身体にいいのは間違いないです!
うーん、再現してみたくなってしまったー(^^)
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