自然農のズッキーニの育て方(栽培方法)を解説!受粉が大事!

栽培方法

夏野菜の定番野菜の一つズッキーニの育て方について解説していきます!
栽培方法のなかでも最も重要なズッキーニの受粉方法について具体的に見てきましょう!

【自然農】ズッキーニの育て方のポイント!

ズッキーニ(黄色)7月中旬の様子

今年(2023年)のズッキーニは、菌ちゃん農法の畝に定植してみましたが、うまく糸状菌と根がつながったようで無肥料でもこれだけ旺盛に生育しています。

あとは雄花、雌花が咲いてうまく受粉すると大きな実がなります。
このズッキーニをできるだけ長く病気などが発生することなく栽培していくための
ちょっとしたコツをお伝えしていきます!

ポイント1 ズッキーニの受粉の方法とは?

ズッキーニは、虫媒花(ちゅうばいか)といって虫が受粉の手助けをしてくれる植物です。
ちなみに風媒花(ふうばいか)は、風が受粉の手助けをしてくれる植物です。

ズッキーニは、自然な状態なら虫媒花ですので雄花の花粉を虫が雌花に運んでくれるのですが、虫にお任せしっきりにしてしまうと実が大きくならずに腐っていくものが多くなります。

そこで、人間の登場ですが人が雄花の花粉を直接雌花に持っていって確実に受粉させる方法をとります。

具体的には、雄花をとって雌花に直接接触させます。

画像で説明したほうがわかりやすいので以下をご覧ください。

上の画像は、雄花のオシベを持って雌花のメシベに直接接触させているところです。

雄花は、まわりの花びらを取ってしまってオシベをむき出しにした状態にすると受粉作業がやりやすいです。

雄花のオシベ

ズッキーニのオシベは、ドリルの先端のようになっていて面白いですね!

オシベに細かな花粉がたっぷり付いているのがわかります。

オシベだけにした状態

花びらを完全にとってしまってオシベだけの状態にします。

この状態にしたほうが雌花の中に入れやすいのでおすすめです。

ズッキーニの受粉作業は、朝10時ぐらいまでに行うのがベストです。

というのもズッキーニの花の開花時間は、朝だからですね!

雄花と雌花が開花している時間帯を見計らって受粉作業を行います。

虫たちもズッキーニの花の開花時間をわかっていて、花にはアリやハチが寄ってきています。
ハチは驚かせたりしなければ刺されることはないので落ちて雄花を取りましょう。

ポイント2 適度な葉欠き剪定が必要!

ズッキーニの終盤の様子

上の画像のようにズッキーニの終盤は、かなり茎が伸びて実が先端のほうにしかできません。
病気にならずにこのように大きく栽培するには、成長過程で適宜葉欠き作業をおこなう必要があります。

葉欠き作業によって、風通しを良くしてカビなどの温床を作らないことが重要です。

葉欠き作業のポイントは、実の下にある葉を適宜とっていくということです。

一回の葉欠き作業で1枚~3枚程度の葉を欠いていきます。

上の葉との重なり具合などを見ながら下葉を欠いていくのがポイントです。

ズッキーニの栽培ポイントまとめ

ズッキーニを長く健康に栽培していくポイントは、大きく2つです。

  • ポイント1 受粉作業をしっかりおこなう
  • ポイント2 下葉を適宜葉欠きをおこなう

これらのポイント作業をしっかりとおこなっていくことでおいしいズッキーニが長く食べられますよー!

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