大豆の煮豆を作ったのに、
「固い…」「中心に芯が残る…」となること、ありますよね。
煮豆は、手間が多そうに見えて、コツは意外とシンプル。
浸水・火加減・味付けのタイミングを押さえるだけで、ふっくら仕上がりやすくなります。
さらに、あけぼの大豆系統の浅姫のような在来の大粒種は、豆が大きいぶん中心まで水が入りにくく、浸水時間が短いと芯が残りやすい傾向があります。
この記事では、そうした豆にも対応できるように「保存版」としてまとめました。
まず結論:煮豆をふっくらさせる3つの基本
浸水をしっかり(大粒種は24時間が安心) 弱火でコトコト(ぐらぐら沸騰させない) 味付けは柔らかくなってから
この3つで、芯残りはかなり減ります。
【レシピカード】大豆の煮豆(鍋)ふっくら保存版
所要時間:浸水8〜24時間+煮60〜120分
分量:乾燥大豆200g
材料
乾燥大豆:200g 水:浸水用+煮る用(たっぷり) お好み:昆布(5〜10cm)、にんじん(1/2本)
味付け(黄金比の目安)
砂糖:大さじ2(甘めなら大さじ3) しょうゆ:大さじ2 みりん:大さじ1(あれば) 塩:ひとつまみ〜少々(最後に調整)
※味付けは“豆が柔らかくなってから”が基本です。
浸水時間の目安:小粒〜中粒は一晩、大粒は24時間
浸水は煮豆の成否を左右する一番の土台です。
一般的な大豆(小粒〜中粒):8〜12時間(できれば一晩) 在来の大粒種(浅姫のようなタイプ):24時間が安心 冬場は特に、中心まで戻りにくいので長めが安定します
※浸水中は、暑い季節は傷みやすいので冷蔵庫へ。冬〜春は涼しい場所でもOK。
煮豆が固い・芯が残る原因は?(よくある3つ)
1)浸水が短い(またはムラがある)
乾燥大豆は中心まで水が入るのに時間がかかります。
特に大粒は、浸水不足だと外は柔らかいのに中心だけ固いになりがち。
2)火が強すぎて、煮汁が暴れている
ぐらぐら沸騰させると豆が踊り、崩れたり、内部まで均一に熱が入りにくいことも。
煮豆は静かにコトコトが向いています。
3)塩・調味料を早く入れた
塩、しょうゆ、砂糖などを早い段階で入れると、柔らかくなるまでに時間がかかる場合があります。
基本は、柔らかくなってから味付けです。
大豆の煮豆をふっくら煮る基本手順(鍋)
1)大豆を洗い、浸水する
大豆をさっと洗って浸水します。
浅姫のような大粒種は24時間浸水が安心。
2)火にかけて、沸いたらアク取り→弱火
鍋に豆と水を入れて火にかけます。沸いたらアクをすくい、弱火に。
泡が静かに上がるくらいが目安。
3)水が減ったら“熱湯”を足す
途中で水が減ったら、できれば熱湯を足します。
温度が下がると、柔らかくなるのが遅れがちです。
4)柔らかさの目安は「指でつぶれる」
1粒を取り出して、指で押してスッとつぶれるくらい。
ここまで来たら味付けに進めます。
【味付けパート】浅姫にも合う、基本の煮豆(昆布・にんじん)
豆が柔らかくなってから、味を入れます。
※昆布やにんじんを入れるなら、このタイミングで一緒に煮ると香りがまとまりやすいです。
味付けの手順(おすすめ順)
砂糖を入れて5分ほど煮る(甘みを先に入れると角が取れます) みりん(あれば) しょうゆを入れて弱火で10〜20分 最後に塩で味を整える 火を止めて、冷める間に味がしみる
ポイント
ぐらぐら沸かさず、弱火で静かに 煮詰めすぎると濃くなるので、煮汁は“ひたひた”をキープ 仕上げの味は「冷めた時にちょうど良い」を狙う(温かいと薄く感じがち)
「しっかり食感」と「ふっくら食感」作り分けのコツ
しっかり食感にしたい時(大豆感を楽しむ)
浸水を短めにする(ただし芯残り注意) 煮時間を短めにする 味付けは最後
ふっくら食感にしたい時(失敗しにくい)
大粒種は浸水24時間 弱火で長め 水が減ったら熱湯を足す 味付けは柔らかくなってから
失敗した時のリカバリー(FAQ)
Q1. もう味付けしちゃったのに固い…
一度、水(できれば熱湯)を足して弱火で追加加熱します。
味が濃くなりそうなら、少し薄めて煮直し→最後に再調整が安全。
Q2. 浸水し忘れた!どうする?
時間があればぬるま湯で数時間。
ただし大粒は戻りにくいので、急ぐ日は圧力鍋が向くこともあります。
Q3. 新豆と古豆で違う?
違います。古豆は乾燥が進んで、柔らかくなるまで時間がかかることがあります。
古豆ほど、浸水長め&弱火長めが安心。
保存方法(作り置きのコツ)
冷蔵:2〜3日目安(清潔な容器で、煮汁ごと) 冷凍:小分けして煮汁ごと冷凍が便利 解凍は冷蔵庫→温め直しが味が落ちにくいです
自然農の豆は「豆の味」がごちそう
自然農・自然栽培の大豆は、香りや甘みが立ちやすく、シンプルな煮方でも満足感が出やすいと感じます。
ナチュベジの畑でも、あけぼの大豆系統のオリジナルブランド**「浅姫(あさひめ)」**は、煮豆にすると豆の風味がよく出て、昆布や根菜とも相性が良いです。
食感は、ふっくらでも、しっかりでも。
その日の気分で、豆の表情が変わるのも煮豆の楽しみですね。
まとめ:煮豆が固い・芯が残る時はここを見直す
大粒種(浅姫など)は浸水24時間が安心 火は弱火でコトコト 味付けは柔らかくなってから 水が減ったら熱湯で差し水
これで煮豆の成功率はぐっと上がります。
