自然農に限らず、昔から種を蒔くなら満月になる数日前にまいておくとよく発芽すると言われています。
先人の経験から伝承されてきた知恵の一つですね!
太陽暦が日本に入って来る前は、太陰暦といって月の満ち欠けをもとに暦(こよみ)が作られていて、生活のベースになっていましたら月というのは現代以上に生活に密着した存在だったんでしょう。
とは言え、なぜ種まきが満月に近いと良いのか理由がわかりませんでした🤔
その答えのようなことが、最近読んだ本『無肥料栽培を実現する本』岡本よりたか著にその理由が詳しく書かれていましたので、紹介していきます。
自然農に限らず野菜を育てていく上では、知っておいて損はない知識だと思うので頭の片隅で覚えておいてほしいと思います😄
なぜ満月に近い時期に種を撒いておくと発芽しやすいのか?
この疑問への答えは、まさに宇宙の法則にのっとっているからですね~!
と言われても、????? だと思いますが、
地球には、太陽、月、地球自身の引力(重力)という目に見えない力が働いています。
この引力の絶妙なバランスで今の生活が成り立っているといっても過言ではありません。
普段は、全然意識していないというか意識しても感じられない力ですけどね~😅
でもこの力は、とても凄いものです。
身近な例で言えば、海の満ち引きです。
干潮、満潮とか大潮、小潮がありますよね。
この現象も太陽、月、地球の引力があればこそです。あれだけの海水を移動させられる力があるということです。
凄いですよね!!
水が高いところから低いところに流れるというのも地球の引力(重力)の力です。
なんだか当たり前すぎて全然意識できないですよね~😅
でも植物達は、この力を敏感に察知できるようです。
ゆえに種を満月に近いころに土に降ろしてあげると発芽しやすくなるということです。
ではなぜ満月なのか?
新月じゃだめなの???
という疑問を次で説明していきますよ!
太陽、月、地球の位置関係が大事だった!
そもそも満月や新月というのは地球にどういう力が働いているのかというところから見ていきましょう。
満月と新月の太陽、月、地球の位置関係を図にしてみました。
満月も新月も太陽、月、地球が一直線上に並ぶ状態になると見れる現象です。
この時、海では大潮が発生しています。
陸地でも地下水位の上昇が見られるはずです。
では、新月と満月の違いは何かというと、月明かりの存在です。
満月は、太陽光が月の表面に反射して地球に降り注いでくれています。
この満月の光の波長が種の発芽を促す役目を果たしてくれているようです。
そして、地中の水分も地表面に上がってくるので発芽した根が水分を得やすい環境にあるという2つの効果が発揮されているようです。
もちろん植物の種の発芽には、それぞれの種類ごとに適温、湿度があります。
それらの発芽条件にプラスαでこの満月のタイミングをうまく活用するとより発芽しやすくなるということです。
おわりに
ぜひ種まきは、満月を見計らって計画してみてください!
今まで以上に発芽率の良さを実感されるかもしれません。
露地で種をまくときは、天候との兼ね合いもあるので天気予報と月の満ち欠けの両方を見ながら計画すると良いでしょう!
とはいっても忙しい現代生活を送っていると実際は、なかなかタイミング良くまける時はなかなか少ないのですが、
自然の摂理を利用して作物を育てる自然農というスタイルでは、できるだけ月の力も借りて栽培していきたいと思うわけです😊
無肥料栽培や無農薬栽培をはじめてみたい方は、今回取りあげた月の話題や栽培の基本的な知識が学べる岡本よりたかさんの本をおすすめします。
この本は、植物が成長する上で必要なことが言語化されていて、初心者にも理解しやすい内容になっていておすすめです!
続編もあるのでより知識を深めたい方は、どうぞ!
自分で実践しながら読み返してみるとより理解も深まっていくと思います😃
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