長野県(信州)の小諸にあるナチュベジガーデンでは、イタリアのピエモンテ州で栽培された1年生の苗を試験的に植えて生育状況を観察しています。
この記事では、定植から2年目たったヘーゼルナッツの姿と2年目でついた雄花の状況を紹介していきます。
【ヘーゼルナッツの栽培方法】定植から2年目のヘーゼルナッツの木の状況
ナチュベジガーデンでは、ヘーゼルナッツの苗木を10数本植えていて、場所によって生育状況がかなり違います。
どれくらい違うかというと2倍ぐらいの差がでてきています。
地力があるところのヘーゼルナッツの背丈は、1.6mほどに成長して、新梢も数本出ていて新芽からの枝分かれも多いです。
圃場の中で一番地力のないところのヘーゼルナッツの背丈は、80cmぐらいです。新梢は本数は少ないですが同じように出てきています。
植える場所の地力が大事ということですね^^;
地力がないところへの定植は、植えるときに堆肥や肥料をいれてあげる対応が必要です。
ナチュベジガーデンの圃場では、一部地山を削ったとこにヘーゼルナッツの苗木を植えていて、植え付けのときには市販の果樹・庭木用の土を1袋分(20リットル)まぜて植えています。
その後は、放任で追肥等はおこなっていません。それでも一部枯れてしまったりしたところが出てきました。
本当に地力がないところは、十分な植え付け土の準備が必要だと思います。
逆に地力があるところなら、穴を掘って植えれば勝ってに成長してくれる木です(^^)
ナチュベジガーデンのヘーゼルナッツの苗木もほとんどが穴を掘って植えただけの自然農的な栽培スタイルでスタートしています。
現在も株付近への草マルチだけで一部を除いて追肥等は行っていません。
ヘーゼルナッツの栽培方法】定植から2年目のヘーゼルナッツの雄花の状況
1年生の苗木を春先に植えたものが2年目の夏(8月中旬頃)に雄花をつけました。
上の画像の中央付近にみれる細長い房状ものがヘーゼルナッツの雄花です。
見つけたときは、葉の裏側に隠れるように芽吹いていて、虫がついていないか見回りのときにたまたま見つけたものです。
はじめは、なんだこれ!?
という感じでしたが、おーこれがヘーゼルナッツの雄花かあーと認識しました(^^)
とても特徴的ですね(^^)
夏に雄花が芽吹いて、9月中旬ぐらいの状況が下の画像です。
ぐんぐん花房が伸びて、5cmぐらいの長さになっています。
まだもう少しのびるのかも。
雌花は、来春までお預けです。
この雄花から花粉が飛び出すにようになるまで冬を越して、網目状にみえる部分が開いて花が咲きます。
さてさてどんな花が咲くか楽しみ♪
まとめ
ヘーゼルナッツの植え付けは、植え付け場所の地力が大事です。
地力がないと思われるところに植える際には、堆肥などを予め植え土に混ぜ込んでおいて準備することが必要です。
順調に成長すれば2年目の夏には、雄花が見られるようになります。
雌花は、雄花が見られた翌年の春になるので、それまで楽しみに待ちましょう。
ヘーゼルナッツの生育状況は、随時レポートしていきますので気になる方はフォローお願いします。
インスタでも定期的に農園の状況を発信していますのでそちらもフォローお願いします。
コメント