一般的なじゃがいも栽培では、連作したらアウトな野菜ということでよく言われますよね!
でも自然農や自然栽培、無農薬無肥料栽培をしている農家さんたちからは、じゃがいもの連作については問題ないという話をよく聞きます。
じゃがいもの連作障害を回避するためにどんな栽培をしているのか調べてみました。
さらに、ナチュベジガーデンのじゃがいも栽培の事例についても紹介していきます。
早速いってみましょう!
連作障害が出にくいじゃがいも栽培の方法とは?その対策を徹底調査!
じゃがいもは、連作すると病気になりやすくうまく育たないと言われていますね。
ですので一般的には、毎年栽培する場所を変えていくのが王道の連作障害対策です。
では、
自然農や自然栽培を実践している農家さんの多くがおこなっている連作障害がでない、あるいはほとんど出ない栽培方法は
ずばり!こちら👇
- ネギと混植する!
- ネギとじゃがいもを交互に連作する!
例えば、同じ畝にネギとじゃがいもを一緒に植えて栽培したり、
じゃがいもを収穫したらすぐにネギを植えておいたりするということです。
ナチュベジガーデンでは、下仁田ネギや九条ねぎとじゃがいもを同じ畝に混植しています。
幅広の畝(幅100cm~120cm)にネギを真ん中付近に1条植えて、両サイドにじゃがいもを株間約30cmで植えています。
今のところ連作障害らしきものは見られていません(継続実験中!)。
畑では、じゃがいも+ネギの畝は固定にしておいて、春じゃがと秋じゃがの連作を行なっています。
具体的には、春じゃがを収穫したあとにその跡に真ん中に植えていたネギを移植します。
ネギは密植して植えているので、数的には両サイドのじゃがいもの跡地に植える分量はあると思いますが、いつも冬場の鍋用にネギがほしいので追加してある程度密に植えています😄
じゃがいもとネギを混植して連作することで、小規模で面積が限られる農家さんにとっては、畝の有効活用ができるのでとても大きなメリットになるとおもいます。
あと大事なポイントをお伝えしますね!
ネギを移植したあとは、必ず草マルチをしてぬかを薄く振りまいておきます。
この作業は、秋じゃがのための栄養補給の意味合いがあります。
なぜネギが連作障害の対策に効果があるのか?
では、なぜネギを混植しておくとじゃがいもに連作障害が出にくいのかという点ですが、
ヒガンバナ科のネギは、根っこに共生している共生菌が抗生物質を出してくれていて、
連作障害の原因になる菌などが畝の中で増えすぎないようにバランスをとってくれているようです。
植物と土の中の微生物との関係は、不思議ですよね!
まだまだ研究の余地があって、
わからないことだらけのようです🤔
おわりに
一般的には、おなじ畝で同じ野菜を栽培し続けると連作障害が出て、野菜が病気になりやすいと言われていますが、ネギと混植することで連作障害の対策になるならとてもラッキーです!
しかし、植物と微生物の関係は自然農で野菜を育てているととても不思議に感じますし、自然の仕組みの素晴らしさを感じます。
人間が真似できるようなものではないと思います。
逆にその素晴らしい仕組みをうまく利用させていただくという感じですね😄
連作障害の対策で人間が無理やり土壌殺菌したり農薬を撒いたりするのは、本末転倒のように思います。
自然におまかせするのが一番良い対策ではないかと思えてきますね🙄
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