寒冷地のブルーベリー栽培(自然農)でおすすめコンパニオンプランツを紹介!

栽培方法

信州は、かなりの気温が下がる寒冷地ですが寒冷地向きのブルーベリーの産地でもあります。

7月頃から直売所やスーパーの産直コーナーには地モノのブルーベリーが出始めますね。

家庭菜園をやられている方もブルーベリーに挑戦したいという人も多いと思います。

私の自然農の畑の一画にも寒冷地向きのノーザンハイブッシュ系のブルーベリーを栽培しています。

自然農ですので完全に無農薬・無化学肥料で栽培をしています。

この記事では、寒冷地(マイナス10℃を下回る)でも栽培できているブルーベリーの品種や栽培方法、おすすめのコンパニオンプランツについて紹介していきます。

信州でも北側の寒冷地でブルーベリー栽培を挑戦してみたい方やどうもうまく育たないけどなんとかうまく育ててみたいという方に少しでも参考になればと思います。

早速いってみましょう!

寒冷地のブルーベリー栽培(自然農)でおすすめコンパニオンプランツを紹介!

ブルーベリーのおすすめコンパニオンプランツは、ずばりミントです!

えー!?

ミントって雑草化するイメージあるけど、ミント植えて大丈夫なの~???

こんな疑問が頭の中に浮かんでいるかもしれません。

でも実際にミントを植えてみてもらうとわかるのですが、ブルーベリーとミントって相性がいいんだなあと感じると思います。

ミントは、あっという間に地下茎を張り巡らせて他の草などを駆逐して自分のテリトリーを確保していくのでブルーベリーの株元がミントだらけになるんですが、それでも不思議とブルーベリーは元気に成長していきます。

見た感じは、ブルーベリーの株元にミントが茂ることで保湿効果が高まり徒長枝が伸びて、花芽がつきやすくなる印象です。

さらにミントの香りで虫除け効果もあるようでブルーベリーの虫の被害が少なくなるようです。

ぜひ一度騙されたとおもって実験的に一株だけでもいいのでミントをブルーベリーの株の周辺に植えて見て観察してほしいなあと思います。

ミントの種類や植え方、手入れはどうすのか?

ミントの植え方は、ブルーベリーの株元を中心にして半径30cmほどの円形になるようにミントを5~6株ほど等間隔に植えていきます。

ミントの種類は、なんでもOKです。

ミント以外のハーブでタイムなども同じような効果が期待できます。

ミントの手入れは、草丈が15~20cmぐらいになるように剪定していくと香りが高まり、虫よけ効果もアップします。

剪定をして花が咲かないようにすると霜が降りるころまで収穫して楽しむことができますよ!

寒冷地に向くブルーベリーの品種とは?

寒冷地に向くブルーベリーは、ノーザンハイブッシュ系の品種です。

どんな品種があるかというと、

品種名 特徴
チャンドラ 大粒の実がなる。甘さと酸味のバランスがよい。
シェラ 大粒の実がなる。香りがよく栽培もしやすい。
ブルーレイ 大粒の実がなる。風味・品質が良く実なりがよい。
ディクシー 大粒の実がなる。甘さと酸味のバランスがよい。
ブルークロップ 大粒の実がなる。果肉のしまり、香りもよく実なりもよい。

上に挙げたのは、ノーザンハイブッシュ系のおすすめ品種ですが、ごく一部です。

ブルーベリーを植える時は、最低でも2品種は植えることをおすすめします。

違う品種どうしを植えたほうが実つきがよくなります。

コンパニオンプランツのミントを植えたあとの管理に要注意!

ブルーベリーのコンパニオンプランツのミントを植えたあとは、ミントがどんどんとブルーベリーの栽培エリア外に広がっていかないように管理していくことが重要です。

エリアを決めてミントの広がりを制限するようにしていきましょう。

ミントを放任していると菜園の野菜栽培エリアにも進出していく可能性があるので要注意です。

寒冷地でのブルーベリーの栽培方法を紹介!

家庭菜園などでブルーベリーを育てようとするとホームセンターで1年~2年生苗を購入してくる場合が多いと思います。

苗によっては、花が咲いているものやすでに実をつけはじめているものがあるかもしれません。

それらの苗を植えるときは、花や実はすべて取る必要があります。

えー?もったいないと思うかも知れませんが、そのほうが翌年以降の成長が早くなってたくさんの実の収穫も期待できるようになります。

実際の実の収穫は、3年後ぐらいからにするほうが株の成長がよく、その後の実なりも良くなります。

植え付ける場所には、酸度未調整のピートモスを混ぜ込んで酸性土にしておきます。

購入した苗ポットと同じぐらいの大きさの植え穴をあけて、そこにスポット滑り込ませるようにして植え付け、上から軽く転圧しておきます。

もし植え穴の中の土が乾燥しているようなら先に水をたっぷりとかけておいて、水が引いてから植え付けます。

ミントがある時期ならミントも植え付けていきます。

植え付けの時期は、寒冷地の場合は11月~12月前半ぐらいまでと3月後半からがいいですね。

真冬の期間は土が凍っているので植え穴が掘れない状態になりますし、仮に掘れたとしても凍結の心配があって根が傷んでしまう可能性があります。

ホームセンターなどのブルーベリー苗木の売出しは、4月ぐらいから夏前ぐらいまでなので、購入したらすぐに地植えしてしまっていいでしょう。

肥料をあげるタイミング

肥料は、自然農の場合は基本的に米ぬかや油カスになります。

肥料をあげる時期は、1年目はとくに不要です。2年目以降でしっかりと根づいてから3月に寒肥(元肥)をあげて、収穫時期がくれば実を収穫後にお礼肥としてあげる株元にひとつかみ程度あげる程度でいいです。

定期的にあげるのではなく、葉っぱの色味などをみながら適宜追肥していくのがいいでしょう。

ミントがブルーベリーの株元をおおってくるようになれば特に追肥は必要なくなってくると思います。

剪定のタイミング

ブルーベリーは、剪定してあげないと翌年の樹勢が落ちたり、実なりがよくなかったりしてきます。

時期的には、木が休眠期にはいる12月下旬~2月中で剪定します。

剪定する枝の基本は、その年に実がなった枝の切り戻しや間引き、元気がない古い枝の間引き剪定が主となります。

株元から伸びているシュート(徒長枝)は、更新用に残しておくのが基本です。

ただし、株がまだ元気で更新する必要がなく混み合ってしまうようだと間引くこともあります。

マルチングについて

ブルーベリーは、根張りが浅く広く展開するので株元周辺の土が露出しているとすぐに乾燥してしまい根の成長を妨げる原因となります。

表面の土を乾燥させないようにマルチングはしたほうがいいですね。

よく行われるのは、針葉樹の樹皮などがまじったバークチップでマルチングしているところが多いです。

今回は、ミントを混植することでマルチング効果もあるので他の資材でマルチする必要はないでしょう。

ただミントが株元を覆うまでは、針葉樹のチップや草マルチなどで土の乾燥を防ぐようにしておきます。

おわりに

信州では、耐寒性のあるノーザンハイブッシュ系の品種を植えておけば、無農薬でも虫の被害もすくなくおいしいブルーベリーの実が楽しめるのでブルーベリー栽培はおすすめです。

家庭菜園で空きスペースがあるなら2,3本~5本ぐらい植えておけば家族で十分に楽しめますよ!

ぜひ挑戦してみてください。

コメント

  1. 林直子 より:

    ライン登録しました。
    想いがいっぱいでAIの方が読み取れなかったようです。
    今後、南軽井沢の発地な購入した土地で
    家庭菜園をしながら野菜やハーブ、果樹などに囲まれて
    静かに暮らしたく思っておりますが
    なにしろ関東エリアでベランダ園芸でしたものには
    地面が凍ったり、芦やススキ、ノアザミや各種雑草に加え、動物、虫、病気、湿度、水位、
    わからないことばかりで
    これはやはり地元の方に教わることが
    大事だと痛感しました次第で、
    出来れば実地で現場で教えていただきたく
    お人柄、相性などもあるので
    そう言ったことも含めて考えたく
    宜しくお願い致します。

    今直近での課題は
    田舎の雑草のしつこい根茎を取り除くために
    一旦表土清掃を菜園にしようとしているあたり
    すべきなのか、長年培われた地面は自然農的には残すべきなのかという選択に迫られております。

    それでは宜しくお願い致します。

タイトルとURLをコピーしました