プロの無農薬栽培農家さん達の間では、そこそこ有名な自然系の農業資材でニームケーキ(Neem cake)というものがあります!
ちょっと知人からそのニームケーキを使ってみて効果を検証してくれないかという依頼があって、その存在は知っていたものの自然農では原則外から持ち込まないというのがあるので今まで使ったことはありません。
まあ、それでもせっかくの機会だし興味もあるのでエリアを限定してニームケーキの効果を検証してみることにしました。
検証結果のほうはおいおいレポートしていきますのでお楽しみに!
今回は、一般の家庭菜園やガーデニングをされている人にはまだあまり馴染みがないと思われるニームケーキについて成分や効果、使い方など詳しく紹介していきたいと思います。
早速いってみましょう!
ニームケーキとは?成分は何?
ニームケーキをウィキペディアで調べてみると、
ニームケーキという項目はまだなくて、ニームケーキの原材料であるニームの木について記載がありました(^^)
ニーム(Neem)とは?
インドセンダン(印度栴檀、学名:Azadirachta indica)とはセンダン科の植物。インド原産の高木となる常緑樹で、熱帯地方全域に広く植樹されている。英名の「ニーム」で知られる。また、近年はその薬効の多さから「ミラクルニーム」という名称で流通している
引用:Wikipedia
ニームは、インド原産でインドでは、薬木(薬になる木)として生活全般に広く活用されているそうです。
[balloon_right img=”https://natuvegegarden.primelifenet.com/wp-content/uploads/2021/06/face_20210615_205509.png” caption=”Nori(ノリ)”]ニームの木はかなり大きくなりますね![/balloon_right]
日本では、虫除けのハーブとして苗木が販売されています。
このニームが注目を浴びているのは、
とくにニームの木にできる実の種に含まれる「アザディラクチン」という成分が虫除け効果が抜群にあるということで、種のオイルを絞って「ニームオイル」として無農薬での植物栽培、園芸用品としてよく利用されています。
このニームオイルを搾ったあとの種子の搾り粕(かす)がニームケーキと呼ばれています。
例え搾り粕といっても虫の忌避効果はしっかりとあって、土中のセンチュウやヨトウムシなどに効果があると言われています。
ニームケーキの効果や使い方は?
ニームケーキの効果は、上でもすこし紹介しましたが、なかなか凄いようです!
- 畑やガーデンによってくる様々な虫に虫除けとして効果を発揮
- 土の中のセンチュウやネキリムシ(ヨトウムシなど)などの忌避効果
- 土中の菌(放線菌)を活性化して土を豊かにして、植物の病原菌の発生を抑制
ニームケーキは、なかなかの万能性ですね!
ニームケーキの有効成分がアザディラクチンという成分で、種に多く含まれています。
葉や樹皮にもアザジラクチンの関連成分が含まれていて虫の忌避効果があるようです。
アザディラクチンについては、天然の有機化合物で複雑な化学組成をしています。
アザジラクチン(azadirachtin)はリモノイドに分類される天然有機化合物である。インドセンダン Azadirachta indica(ニーム)の木の種子に含まれている二次代謝産物。アザジラクチンは高度に酸化されたテトラノルトリテルペノイドであり、エノールエーテルやアセタール、ヘミアセタール、四置換オキシラン、カルボン酸エステルなど多くの酸素官能基を有する。
引用:Wikipedia
正直、化学専攻ではないのでよくわからない(・_・;)
ただ言えるのは、昆虫には効き目がありますが哺乳類には害はありません。
ニームケーキの使い方
販売されているニームケーキは、粉末状、顆粒状、ペレット状などいくつかの形態がありますが使い方は、土に混ぜ込んだり、表面にまくことで虫の忌避効果が得られます。
植物の株の周りに薄く円状に散布しておくと良いです。
土にすき込む場合もあまり深くすき込むのではなく表面に浅くすき込むことで効果が発揮されるそうです。
まとめ
ニームケーキの効果や使い方について紹介してきました。
なかなか虫の忌避効果はありそうですね(^^)
これから実際にニームケーキを試験的に使ってみるので随時レポートしていきますので気になる方は時折チェックしてみてください。
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