会員の方のお庭にうかがって、実際に作業を行いながら自然農の家庭菜園づくりを学んでいってもらっています。
オンラインだけだとどうして伝わりにくい部分は、実地で講習を行っています。
今回は、4月から会員になっていただいたY様の軽井沢のお宅の庭にうかがって菜園づくりをおこなっている様子をレポートしていきます。
早速いってみましょう!
菜園計画と畝立て作業
菜園を作る場所は決まっていて、土も用意されいる状態から菜園づくりがスタートです。
土は、庭を整備した造園業者さんが土をふるってくれた状態のものです。
軽井沢の土地特有の浅間石のゴロゴロがない状態からのスタートなのですぐに畝立てが開始できました(^^)
畝の大きさは、1辺が約130cmのほぼ正方形です。面積は、約1.7㎡(0.5坪)です。
畝の高さは、約20cmにしました。
剣先スコップで畝の輪郭を作って、通路部分の土を盛って、畝の表面を鍬でならせば畝立ては完成です。
最後に米ぬかで軽く補いをしておきました。
周りに枯れ草などがあれば畝の保湿とぬかの分解促進のために畝をマルチしておくのですが、なかったので落ち葉で代用。
これで2週間以上放置してから種まきや苗の植え付けに入ります。
その後、落ち葉が強風でほとんど飛んでしまったので、ソルゴーの刈り草を持ってきてマルチしています。
4月下旬
軽井沢も朝晩はまだ冷え込みが厳しいですが、日中は15℃前後まで気温が上がってきました。
トマト用の支柱の組み方と菜園の周りに緑肥用に野生エンバクの種まきを講習。
支柱の組み方
ミニトマトを育ててみたいということで、ミニトマト用に支柱の組み方を講習。
女性の方でもしっかりとした支柱が組めるように支柱用のバンドを使って組んであります。
使用した支柱は、19mmのイボ支柱(210mm)5本と150mmの長さものを横方向に使用しています。
ポイントは、前後に倒れないように筋交いを異方向に設置することです。
この筋交いのおかげでかなりしっかりとした支柱が組めます。
バンドはイボ支柱用のやや細いものです。
こちらのほうがあまり力もいらずに留めることができると思います。
強度的には問題ないレベルです。
緑肥(エンバク)の種まき
畝の周りに野生のエンバク(固定種)の種まきをしました。
種まきには、こういった使わなくなったお椀などに種を入れてまくとまきやすいです。
畝の東側と南側の通路の外周に1条と2条のすじまきをしました。
エンバクのすじまきは、とても簡単です。
ノコギリ鎌の背の部分を土に押し付けて少し左右に震わせながらスジを付けていくのがコツです。
これは説明しても伝わりにくいので実際に実技でやってみるのが早いです。
さて、どれくらいで芽がでてくるのか楽しみ(^^)
数日前にほぼ1日雨が降りましたが、地面はかなり水分が残っていて、もともと地下水位が高い所のようです。
その場所の土の把握でも大事ですね。
今回用意した野生エンバク(固定種)の種は、通販で購入したものです。
他にもいろいろな固定種の種が販売されているのでおすすめです。
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