毎年6月になると我が家の小梅(竜峡小梅)と大梅(南高梅)の収穫が始まります。
今年(2024年)は、小梅も大梅も病気、虫害もなく豊作です。
豊作になればなったで梅仕事が忙しくなるのですが、贅沢な悩みです(笑)
さて、今回はタイトル通り梅ドリンクの中では一番簡単なシロップの仕込み方を紹介していきます!
梅シロップは、これからの夏に料理やドリンクとして活躍してくれるのでぜひご家庭でも常備しておいてほしいおすすめの梅ドリンクです!
梅ジュース(シロップ)の作り方・準備するもの材料編
今回紹介する梅ジュース(シロップ)の分量は、4Lビン(5号型)を基準にしています。
もう少し少量の2Lビンなどで仕込みたい場合は、半分量を目安にしてください。
準備するもの・材料
- 青梅 1kg
- 氷砂糖 1kg~1.5kg
- ホワイトリカー又は食酢 100~200ml
- 4Lの保存瓶(果実酒用にホームセンターで販売されているガラス製のビンがおすすめ)
※最近、軽いペット製の保存容器も販売されていますが酸性になる梅シロップの長期保存には樹脂(マイクロプラスチック、ナノプラスチック、環境ホルモン)の溶出などの危険があるのでおすすめしません。また、百円ショップなどで販売されているお安いガラス容器も不安があるので、歴史がある日本メーカーの製品を選択してください。 - 梅のヘタを取るための竹串や小型のフォーク
- 梅が十分に入る大き目のボウル
自家製梅ジュース(シロップ)の作り方
必要な材料が用意できたら早速仕込んでいきましょう!
① 新鮮な生梅をよく水洗いして2時間ほど浸水させてアク抜きします。
② アク抜きが完了したらザルにあげて水分をとります。
③ 梅の表面がある程度乾いてきたらいよいよヘタとりです。
もしまだ水分が残っていたらキッチンペーパーや清潔な布巾で水分をとりながらヘタとりをします。
ヘタとりは結構地道な作業ですが、梅のエキスが出やすくなるのとヘタがシロップに混ざるのを防ぐことができるので無心になっておこないましょう(笑)
ちなみに梅のヘタとは、下の画像の梅が枝とつながっていた部分です。人間でいうとへその部分ですね(笑)
④ ヘタとりが終わったらボウルに入っている梅にホワイトリカーを適量振りかけてボウルを振りながらすべて梅の表面がしっとりするぐらいまでなじませます。
この作業をすることで梅のエキスが早く出やすくなり、カビ防止と発酵防止効果もあります。
⑤ いよいよビン詰めです。
4Lのビンは、事前によく洗ってアルコール消毒か煮沸消毒して水分がないように乾燥させておきます。
※保存瓶を煮沸消毒する場合は、いきなり熱いお湯の中にビンをいれると割れてしまいますので水の状態からじわじわと温度を上げて煮沸してください。煮沸後は、やけどに注意して自然乾燥させておきます。
梅のビン詰めは、梅と氷砂糖を交互に層状にいれていきます(下の画像参照)。
⑥ ビン詰めが終わったら、蓋をして冷暗所で保存します。2~3日すると砂糖が溶けて、梅のエキスが上がってきます。
ここで甘めがいい場合は、さらに氷砂糖を空いている隙間に追加します。
量は、お好みですが300~500g程度。
完全に氷砂糖が溶けるまで、毎日2~3回ゆすって撹拌します。
下の画像は、2日たって空いたスペースに氷砂糖を追加した状態です。
だいたい3~4週間で梅がシワシワになり、梅エキスが出きった状態になります。そうしたらシワシワの梅は穴あきのお玉などですくい取って、処分するかジャムにします。
びんのシロップは、冷暗所か冷蔵庫で保存します。
我が家の場合は、1Lか1.5Lのびんかペットボトルに小分けにして冷蔵庫で保管します。
もし、保存中に泡がでてきたら発酵しかけているので、シロップを鍋に入れて、煮立てます。完全に冷ましてからびんにもどして保存します。
自家製梅ジュース(シロップ)のおすすめ飲み方!
- 冷水や炭酸水で割って飲む
- ウイスキー、ブランデー、焼酎に加えてカクテルにして飲む
- かき氷、ヨーグルトのシロップとしてかけて食べる
- 酢の物の料理に砂糖代わりに加える
いろいろな飲み方、活用方法があるのでいろいろアレンジして楽しむことができますよ!!
ぜひ作ってみてください。
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